はな劇場

地下1階。土壁に囲まれた、アップライトピアノとステージだけの場末パブ。Googleマップには載っていません。

エッセイ

始まりと終わりが良ければ、すべて良し【文章執筆のヒント】

「終わり良ければ総て良し」とよく言いますが、エッセイや創作文章の執筆では、終わりと同じくらいかあるいはそれ以上に、冒頭部分も大切です。これはフルコース料理や懐石料理でも同じことがいえます。

青の物語

「C’était bleu. Complètement bleu(真っ青だった。何もかも完全な青だった)」 海から上がってきたフランス人の男はそう言った。

一年で一番昼が長い日

今日は夏至ですね(だよね?)。北半球では一年で最も日が長い日になります。 実際のお昼間の時間はお住まいの地域によって異なりますが、私が住んでいるモントリオールは、日本の稚内とほぼ同じ緯度にあります。

英文エッセイを夫にチェックしてもらうと、ことごとくイギリス英語に直される件

英文エッセイを書いています。 ラッキーなことに、私の夫は英語ネイティブなので、ときどき書いた英文をチェックしてもらっています。それは非常にありがたいことなのですが、ことごとくイギリス英語に直されるので、「私って、実はやっぱりアメリカ英語に感…

適当に書いた記事は、テキトーな気持ちが読者に伝わるよね、やっぱり

最近、個人ブロガーのSEOでは稼げないという話が、ブログアフィリエイト界隈ではよく語られています。トップブロガーの方の中でも、じわじわと方向転換している人もいますが、やはりそれを裏付けているのでしょう。 私が数年前から運営しているブログも、ア…

手書きの手紙

先月モントリオールに遊びに来たオーストラリア人の友人から、昨日、お礼の手紙が届いた。メールとかではなく、封書の手紙で手書きのものだった。

ベラルーシ、ミンスクの旧ソ連風ホテルにて

丑三つ時に目が覚めた。いや、もっと前から起きていたのかもしれない。寝室の片隅で誰かがいる気配がして目を開けた。

物書きの本能

なぜ、文章を書くのか。 古代の昔にも、人は壁画を描いたり、儀式で舞踊を披露した。 隣人Tがいうように、これはヒトのDNAに刻まれているのか。歌うたいが歌を歌うように、踊り子が踊りで自分を表現するように、物書きがモノを書くのは本能なのではないか。

森の中で朽ちて倒れる木

晴天にもかかわらず雷のような轟音が響き渡り、私は身体を起こした。周りを見渡しても特別何も変化はなく、いつもの森の静けさに戻っていた。 午後になって、小道を散歩して初めて、その音の正体を知った。 車道に近い森の小道の傍らで、真っ黒に腐った木が…

好きな文章を暗誦することでライティングスキルは上達するのか

学校での国語の授業、とくに古文や漢語ではよく文章の暗誦をさせられました。これって、今の国語教育でも同じなのでしょうか。平家物語、枕草子、俳句や絶句を丸ごと覚えて先生の前でテストされました。

旅人のつどいー我が家のゲストたち

私はバックパッカーなんだけど、昨夜はひょんなことがきっかけで、我が家に旅人が4人集まることになった(私も入れて4人ね)。

音楽家はずるい

世界はすでに探検しつくされていて、もはや秘境はどこにもない、といわれたりするけれど、未知のことで「オモシロイ」ものというのは意外とその辺に転がっていると思う。 それはもしかしたら能動的に取りに行かないと、見つけられないのかもしれないが。

AIが小説を書く日

英語ブログを書き始めてから、英語文法のチェックのためのツールを使っています。 私はその手の専門家ではないので、どんな仕組みになっているのかは説明できません。でも、かなり性能がよく、英語ライティングがそれほど得意ではない私は非常に助かっていま…

事実婚だと不安ですか?

世界中の国をすべて知っているわけではありませんが、今までの海外経験の中で、私がもっとも多くプロポーズされたのは中国人男性です。 ―――といっても、私がいかにモテるかということを言いたのではなく、「結婚」というものに対する各国民の考え方と事実婚…

「Dans ma rue(私の街で)」ZAZ

「Dans ma rue」は、もともとエディット・ピアフの曲です。エディット・ピアフというと、「ばら色の人生 La vie en rose」を思い起こす人が多いかもしれません。

民謡「さくらさくら」及び、武満徹「Sakura」に関する散文

先日、ツイッターでつながっている方から、開花した桜の画像を送っていただいた。 その日、私が住む町ではまだ雪がちらついていて、ぼたん雪が空中に漂っている景色が、桜の散る姿に見えなくもなかった。

【ケチの美学】時間と手間の贈り物

週末、友人の誕生日パーティーに招かれました。誕生日のお祝いに何をプレゼントしようかなと考えた末、昨年の夏に仕込んだラム仕込みの梅酒を贈ることにしました。

なごり雪

この国でもやっと冬が終わろうとしている。 なごり雪という歌があるが、「なごり(名残)」という言葉は、なんと美しい日本語だろう。これを一言で英語にするのは容易ではない。

いつも責められるのは情報を発信する側って、おかしくない?

数年前に起こった健康系キュレーションサイトの倫理的問題は、まだ記憶に新しいと思う。 相手が大企業ということもあって、かなり叩かれたわけだけれど、こういう問題でいつも責められるのは情報発信側だけというのが、私には気に食わない。

アーリーリタイヤと転職限界年齢

できることなら、夫にアーリーリタイヤしてもらいたいと思っている私です。日本でもアーリーリタイヤを目指す人が以前よりも増えているようですね。 ただ、アーリーリタイヤしたからといって、人間は「何もしなくていい」状態にはなりません。 リタイアした…

ジャズとスノッブ精神

私の夫はジャズが嫌いです。はっきり「ジャズは嫌い」と言い切る人は、彼を除き、私の周りにはあまりいません。理由を聞くと「スノッブだから」。 …スノッブって?―――なんのこっちゃ???

書き手の性別

以前ライティングのお仕事で、「書き手が女性だということが、なんとなく感じられる記事を書いていただくのが理想的です」とリクエストがあったことがあります。

ソムリエとバナナの叩き売り師との共通点

ソムリエという職業にどんな印象を持っているでしょうか。私もワインが大好きなので(でも本当に好きなのは日本酒だけど)、飲んだワインのレビューをブログ記事にもしています。 ワインのレビュー記事を書いていて思うのは、味や香りを言語化することの難しさ…

デジタルが当たり前の時代だからこそ、手書きの手紙を書いてみる

スマホやタブレットのアプリからサクッと送れるメッセージや電子メールって、本当に便利ですよね。最近は音声入力も性能がよくなってきているので、タイピングの手間すらも省略できるようになりました。 でも、そんな時代だからこそ、手書きの手紙をもらった…

これだけデバイスやガジェットに囲まれていても、ノートとペンが好き

私がライターの仕事を始めた2014年の冬、当時はキーボード付きのタブレット(ミニノートともいう?)とスマホだけで作業していました。 もともと、インターネットやガジェット系に強い方ではなかったのですが、ほとんどアクシデント的に見つけたのが、クラウド…

お金に対する各国民の態度の違いについて

なんだか、たいそうなタイトルを付けていますが、「各国民」といっても全世界の国々を比較したものではありません。ひとりの旅行者として訪問したことのある国の範囲内でお話ししています。 私が今まで経験した、お金にまつわるおもしろい事象を集めてみまし…

魚のように飲む女と食後酒(ディジェスティフ)

カナダは州によって公用語が英語もしくはフランス語、あるいはその両方に分かれています。私が住むケベック州の公用語はフランス語です(英語ではない!)。

もう二度と薄氷の上は歩かない

南国から来た私は冬のスポーツが苦手です。スケート、スキー、スノーボードとか、特に滑る系は単にずっこけるだけだから挑戦する気もないという感じで。滑る系でなんとかなるのは、唯一、そり滑り、 (誰でもできる、笑)。 でも体を動かさないと運動不足にな…

人生の成功とは何を意味するのか

人生に成功すると「勝者」、それができなければ「敗者」という風に言われたり考えられたりします。いつの間にか、私にはたちの世界は「勝つ者」と「負け組」に分かれてしまった。でも、こういう表現や考え方は、それほど古くからあるものではありません。

人はなぜ歌を歌うのかー歌うたいへ

「音楽は人間のDNAに書き込まれている、そう思わないか?」隣人のTが、突然そう切り出した。 彼は音楽をこよなく愛するカナダ人。ドイツ人の奥さんも音楽好きで、眺めのいい高台にある家から湖に向かって、大音量で60年代ロックをかけるため、近所に住んでい…